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2017.08.31

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土木・造成

空気が新鮮(o^^o)

上高地!(๑>◡<๑)

現在では年間120万人もの人々が訪れる山岳景勝地・上高地。
手付かずの自然が多く残る、大自然の宝庫と呼ばれる由縁はまた、「リゾート観光地」としての歴史が浅いためでしょうか。一般観光客が多くこの地を楽しむようになったのは昭和年代に入ってからです。
1927(昭和2)年、芥川龍之介が何度となく訪れた上高地・河童橋を題材に、小説『河童』を発表。同年、秩父宮殿下が登山に訪れ、またケショウヤナギの植物で理学的発見がなされるなど一般の注目を集めました。その後国の名勝および天然記念物に指定され、それまで山小屋や温泉宿もまばらであった高地に、初の山岳リゾートホテル(現・上高地帝国ホテル)が開業しました。
1940(昭和10.20)年代に入ると山岳ブームはますます加熱し、観光客は増加の一路をたどり、県道は整備されてバスやマイカーの乗り入れも頻繁となりました。しかし反面、自然への影響は深刻な問題となったのです。
そこで1975(昭和50)年、県道上高地公園線のマイカー規制を開始。クルマによる排気ガスの影響を最小限にとどめることで、多くの動植物の営みや、空気や水の美しさが保たれています。多くの方の理解を得て、上高地は今日も変わらぬおもてなし!!!!!( ̄(工) ̄)